大阪の北摂地域(豊中・吹田・箕面)を中心とした
リフォーム専門店【グランマ】

お気軽にご相談ください。
0668462281
住まいの無料診断・耐震無料診断 ご予約受付中!

施工事例

K様邸耐震改修工事

工事費内訳
耐震改修工事         2,730,000円
屋根葺き替え(乾式工法)   1,580,000円
外壁塗装工事           840,000円
雑工事及び経費           650,000円
合計           5,800,000円
(内豊中市耐震改修補助金 700,000円)
※耐震改修補助金当時の規定によるものです。
 補助金額は市町村、年収によって変わります。
 年度によって制度が変更になります。

K様邸耐震改修工事

Kさんは、阪神淡路大震災で自宅に被害を受けたが、すぐに工務店に調査を依頼して大きな被害がないことを確認した。しかし、東日本大震災が発生してから不安な日々を送ることになる。テレビで何度も繰り返す報道や対策を聞くうちに、自宅の耐震性を改めて調べようと思った。耐震診断書判定は0.3(倒壊する可能性が高い)であった。豊中市の広報で耐震改修費用の補助金70万円(当時)があることを知り、これが決断を後押しした。

住まいは昭和56年(1981年)耐震基準が大幅に改定された新耐震基準前の建物で、和風瓦葺き木造2階建てである。筋違(すじかい)、耐震金物で耐力壁を強化し屋根の軽量化、基礎を補強して耐震性を高める工事が必要になる。基礎は旧耐震基準なので無筋の基礎となっているが、この家を建築した工務店の話では基礎の下に配筋したベースコンクリートを厚く打っていることが分かった。そのため布基礎にひび割れがない。また、屋根裏は和室から天井裏収納階段を利用して簡単に上がることができ、骨組みから木材の大きさや仕口、金物の種類などを確認できた。梁の背は大きく、大きな丸太のゴロンボ(屋根の荷重を支える太鼓梁)が5本掛かっていた。大工仕事もしっかりしていて、建物の垂直と水平を調べたがほとんど狂いがない。耐震提案書0.7以上を目指した。筋違、構造合板などで耐力壁を22箇所補強、体力壁の柱脚柱頭に耐震金物を取り付ける工事内容とした。

 

この家は注文建築で和室が多い。1階の和室、2階の二間続きの和室は丁寧で素朴な造りである。築38年をすぎ、木部は深く味わいのある色を出しており、よく手入れされた住まいにKさんの愛着を感じる。しかし、バランスよく筋違を入れるために壁のボードと天井板をめくり、耐震補強をして復旧することになると説明すると、できたら天井は残したいと希望された。

考慮の末、天井はそのままで和室の壁だけを改修して壁耐力を発揮できる製品を使うことにした。株式会社リクシル耐震壁「アラテクト」は航空機の補強材などに使われる繊維をシート状にしたもので壁のボードに貼ると体力壁になる優物である。壁のジュラクを塗り替えるだけで耐震改修ができる。また、工事中はできるだけ普段の生活ができるよう、リビングと台所は外壁を撤去して補強することにした。屋根は乾式工法の屋根瓦に葺き替え軽量化し、15年ぶりに外壁塗装して終了した。その結果一階の耐震診断指数は1.01を確保した。耐震改修を目的としたわかりやすく多彩な施工事例となった。

屋根裏の様子大きな「ごろんぼ」が支える

屋根裏の様子大きな「ごろんぼ」が支える

その他の施工事例

お気軽にご相談ください。住まいの無料診断・耐震無料診断 ご予約受付中! TEL 06-6846-2281 メール info@grandma-homes.com