大阪の北摂地域(豊中・吹田・箕面)を中心とした
リフォーム専門店【グランマ】

お気軽にご相談ください。
0668462281
住まいの無料診断・耐震無料診断 ご予約受付中!

「金沢」リノベーションが似合う武家の町

/ 100年住宅を考える

 戦後、空襲を逃れた古都「金沢」は、高度成長にも踊らず、自前の発展を遂げてきた。閑静なまちなかを歩くと、江戸、明治、大正、昭和、平成の時代を生きてきた証が散在している。 

 

長町武家屋敷通りの佇まい 

 

  歩いていると不思議な光景を目にした。例えば、平屋が2階建てになっていたり、2階建てが3階建てになっているものもある。また、かつては店舗だった建物が斬新な住まいに変わっていたりする。いずれも長屋建築が多い金沢では建て替えではなく改築・改装工事になることが多いので、このような珍しい建築が残るのであろう。時代の移り変わりが見えて面白い。観光スポットになっている「長町武家屋敷通り」は石畳の左右に瓦屋根の土塀が連なって、ところどころ玄関口ができている。しかし、元々は玄関口がなく塀が続いていたのではないかと気づいた。近代になって広い敷地が分割され数件家屋が建ったことによって、新しく建築した玄関前の土塀に穴を開けて玄関口にしたというべきだろう。驚いたことに、改修された玄関口の姿に違和感がない。

棟門や冠木門など様々な造りだが、いろんな素材で落ち着いた品のある姿にできあがり、普請の時代背景を彷彿とさせる趣がある。 

 

     

門を改修した後の石積みの修理

 

リズミカルな板屋根土塀 

 

 大きな松が年代を語る 

 

  しばらく歩くと川沿いの道に突き当たった。この鞍月用水は28年前まで暗渠でふさがれ幅広い道路を作って自動車が渋滞していたが、昔の風情を取り戻すため暗渠を撤去して元の川の姿に戻した。金沢人のプライドだろうか。

歩道から小さな橋を渡って店に出入りする様は町にゆとりをもたらしている。

 最近は思い切ったリフォームをする一方、建築当時の姿に戻す工事も増えたと言う。住宅改修という視点で見ると面白い。これも進歩というべきなのだろう。経済や時代に翻弄されても大切なものを残そうとする強い意志を感じる。

 

暗渠(地下に埋設され水路)を撤去した鞍月用水

 

 そこに武家社会のこだわりがあるのだろうか。金沢の人は金沢を小京都といわれることを嫌う。京都は公家の文化であり、金沢は武家の文化という理屈がある。江戸幕府が始まり加賀100万石の前田家は外様大名として影響力が大きかったので何かにつけ睨まれていた。その警戒心を解くために、江戸幕府に多額の献金をしてきた。その為台所はいつも火の車であった。家来は内職で凌いだという。徳川に対する反骨心を忘れないため、武士のたしなみとして推奨された「毛ばり」作りに時間を割いた。その苦労が工藝品を生んだ。さらに料理、着物、建築に波及し、今の金沢文化に発展した。

 飛躍するかもしれないが、金沢駅前に聳える鼓門と大きな屋根は金沢市の近未来を創造する象徴的な建物であろう。一方守ろうする強い意志に包まれた歴史的な街並みが川底をゆっくりとながれ時折顔を見せる。夕闇迫る頃、静かな佇まいのまちなかを歩くと闇と明かりが織りなす空間に引き込まれる。それは昼間と違ってより純粋に金沢の古都を見せてくれる。

いろんな視点を探し出して楽しめる、金沢はリノベーションが似合う稀有な都市である。

 

長町武家屋敷通りの屋敷

 

夏のしつらい

 

土蔵を改修した美術館

 

お気軽にご相談ください。住まいの無料診断・耐震無料診断 ご予約受付中! TEL 06-6846-2281 メール info@grandma-homes.com