「いつまでこの家に住めるだろうか」災害のニュースを見て、長年住み慣れた家がなくなることを想像したことはあるでしょうか。自然災害が頻繁に発生する今、「住まい」と「暮らし」に不安を覚える人も多いはずです。そのために耐震、耐久工事を行うことをグランマではお勧めしています。いざ災害にあってしまったら今の住まいをどうするかと考えたことはあるでしょうか?
2018年6月18日に発生した大阪北部地震では、グランマの工事拠点である北摂地域を中心に大阪府内で一部損壊を含めて5万件以上の住宅被害をもたらしました。住宅の損壊はなくても断水、停電など日常が奪われました。
損壊してもそこに住みつづけるか、安全なところに移動するのか、どんな方法があるのかグランマにご相談いただいた物件をご紹介します。
今回の物件は南側と東側に小さな川がり、河川改修がされるまで、大雨の時何度か床下浸水の被害にあっていました。川砂が堆積するため地盤が弱く、今回の地震で河川側に家が傾きました。川沿いにあった、台所、浴室、居間は15cmほど沈んだため、柱や壁が大きく傾き倒壊は免れたものの生活はできない状態になりました。当初は建て替えを考えておられましたが、費用がかかることを考慮し移転を選択することに。しかし、ご近所の住宅が工事をして再生している様子をご覧になり、リフォームを検討されることになりました。決め手は、80代のお母さまが「最後までこの地に住む」ことを選択されたこと。お打ち合わせの際には、リフォームで耐震性、耐久性を高め、安心して住める住まいを希望されました。
家は築70年の平屋と、後で増築した2階建も築40年を経過している。住める部分はそのままに、被害のひどかった部分をリフォームすること。
・建物の壁は土壁で柱や梁が細いため土台をジャッキで上げる工法は採用せず、沈下している基礎をそのままに、ベタ基礎などで補強し、壁を垂直に床を水平にしました
・添え柱と梁を補強し、筋交で耐震性を向上しました。
・同時に断熱性の高いペアガラス入りサッシに取り換えました。
お住まいの方の年齢、家族構成によって住まいをどう維持するか、ライフプランに耳を傾けつつ、どんなことができるのか。「住み慣れた家に住まい続けたい。」との思いを実現するためにお客様と相談を重ねて工事を進めています。
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(つづく)