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瀬戸内国際芸術祭 犬島にて

/ 会社からのお知らせ
10日ほど前のことになりますが、平日にお休みをいただいて、瀬戸内国際芸術祭2013の開催されている、岡山県の犬島へ行ってきました。 犬島は面積が54ヘクタールといいますから、USJとほぼ同じ広さの、歩いて回れる小さな島です。人口は約50人。 明治の終わり頃から銅の精錬がおこなわれましたが、約10年で閉鎖。その遺構が今も残り、一部が犬島精錬所美術館として、光、風、熱を感じる建築作品になっています。(建築:三分一博志) また、島の集落の中には 『 家プロジェクト 』 と題して、建築家妹島和世さんが設計したギャラリーが点在し、現代アートが展示公開されています。
中の谷東屋 全景
そのひとつ、というかこれはギャラリーではなく休憩所ですが、『 中の谷東屋 』 という妹島和世さんの建築作品があります。 アルミ製のドーム型屋根を細い丸柱で支えているだけの、傘のような建築。高さが低いところでは180センチくらいしかなく、中に入ると、大きな傘の中に入れてもらったような感じがします。 地面はコンクリートでなだらかな傾斜があり、足音が屋根に反響してエコーがかかったように聞こえます。声も大きく共鳴して聞こえますが、屋根の外に居る人にはあまり聞こえません。
中の谷東屋 内観
ドーム状の屋根とコンクリートの傾斜が正確に計算され、不思議な体験ができるように設計されているのだと思います。すごいなぁ。 家プロジェクトの他の建築は、集落の中にもともとあった民家の敷地に、古い梁などの材料を再利用して建てられた物もあります。しかしその構造は、かつての民家とはまったく異なるトラス構造の洋小屋であったり、曲がりくねった丸太梁ばかりを複雑に組み合わせて造った大空間だったりします。 また、木材を一切使わず、透明アクリル板を使った巨大なショーケースのようなギャラリーは、集落の家並みとは趣の異なる物でした。 瀬戸内の小さな過疎の島に現代アートを持ち込む意味。 私の勝手な想像ですが、超高齢社会には新しいいのちが必要だということなのかもしれません。 捉え方によっては異質な物かも知れませんが、新鮮さを求める気持ちが誰にでも、少しぐらいあるはずです。それが見たこともない建物だったり、アートだったり、アートを観に訪れるたくさんの若者だったり、外国人だったりして、島のお年寄りたちが笑顔になって、元気になるかも知れませんよね。 私たち住宅リフォームの現場では、年配のお客様から 『 職人さんたちが熱心に仕事されるのを見て元気をもらった 』 というお声をいただくことがたびたびあります。 異なる世代の人と人が接する機会というのはあまり多くはありません。 けれどそれが良いことだというのは、なんとなく解ります。 良いことを進めていきたいと思うのですよね。 -------------- 瀬戸内国際芸術祭2013は『春』『夏』『秋』の会期に分かれており、4月21日で『春』の会期が終わりますが、犬島や直島、豊島、小豆島などの作品の多くは、『夏』会期が始まるまでの期間にも公開されています。 詳しくは → Setouchi Triennale 2013 瀬戸内国際芸術祭
posted by Doumoto

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