2014/03/20 / 100年住宅を考える No.22 大きなうだつのある城下町<徳島県 脇町> 吉野川の中程にある脇町の南町通りには、江戸・明治時代、藍商で栄えた商家が軒を連ねている。街道に面して平入りの家が並んでいるせいだろうか少し屋根が低いように感じる。大きなうだつが下屋の上に1m程出っ...
2014/02/20 / 100年住宅を考える No.21 静かな土の町<愛媛県 内子> 松山市から予讃本線で一時間ほど南に下ると、里山が連なる小さな盆地に 「 内子 」 の町並みが広がっている。昔から主要な街道が集まる要所で、いろんな商いが発展した町である。町並みは地元産の浅黄土で作る...
2013/10/20 / 100年住宅を考える No.20 職人の町<兵庫県三木市> 守って活かす金物の歴史 むかし学校やテレビで 「 ♪ しばしもやまずに 槌うつ響 ♪ 」( 村の鍛冶屋 ) のメロディーが流れると、鍛冶屋職人の鉄を打つ情景がうかんできた。今では小学校の音楽教科...
2013/09/20 / 100年住宅を考える No.19 古事記に載る町<兵庫県たつの市室津> 自然と共生する知恵が活きている 室津は不思議な町である。 室津が1300年の年輪を刻んでいるのは、天然の良港という理由だけではない。共同体の文化がしっかり根付いているからだ。わずか5時...
2013/07/20 / 100年住宅を考える No.18 坂越の船祭り<兵庫県赤穂市> 300年の伝統行事が人と町を育てる 赤穂岬の海岸沿いを東に迂回すると陽光に輝く播磨灘が、大きなあくびをして瀬戸内海の美しい島々を飲み込んだ。入り江に黒や銀の鈍い光を放つ本格瓦が密集する小さな港町が...